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愛楽故郷味(第8回)

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印刷ページ表示 更新日:2023年3月3日

萌芽の気に満ちた如月のふるさと

 2月は1年で最も短い月でありながら、さまざまな変化を感じる時期でもあります。2月の異名「如月」の読み「きさらぎ」の由来について調べてみると「衣更着(さらに衣を重ね着する)」や「気更来(陽気がさらに増す)」「来更来(さらに春めいてくる)」など諸説あるようです。いずれも、まだ寒さが厳しい中にも、春に向かってむずむずと動き出すものをうかがい、心待ちにする、また喜ぶ、そんな古の人々の機微を感じる言葉です。

 また2月の別名に「木芽月(このめづき)」というものがありますが、「いいたて芸能発表祭」「福島大学食農学類の活動報告会」「いいたて村タウンミーティング」など、まさしく木々の芽吹きを感じるような月でした。「八木沢の田植踊」の復活に感動をおぼえつつ、移住されてきた村民の方々による新たな音楽披露にウキウキしたり、村外や県外出身の学生さんが村の魅力を掘り起こし、磨き上げる活動の報告を聞きながら、より多くの村民の方々と交流しながら育っていく若者の将来像を想像したり、学園の6年生の提案・発表に村の「希望」たる子どもたちの学びの素晴らしさ、可能性の大きさを感じました。

 令和4年2月号に「『梅花新たに開く旧年の枝』。この言葉に深く思いをいたす月でもありました」と一言コメントを書きましたが、まさしく多くの方々の想いと営みが育んできた「ふるさと飯舘村」に新たな花が咲こうとしている、そんなことを感じる令和5年2月となりました。

 もう報道もされていますが、3月13日からは「マスク着用は個人の判断が基本となります」と国が周知を始めています。と同時に、3密回避、距離の確保、手洗い・消毒、換気等の「基本的な感染対策」には引き続き取り組みましょう、と言われています。

 足かけ4年間におよぶコロナ禍で培ってきた「感染を予防する対策」は、私たちの財産であり知恵でもあります。「自愛」と「慈愛」を大切に「健やか」な日々を過ごしましょう。


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