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愛楽故郷味(第7回)

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印刷ページ表示 更新日:2023年2月3日

清々しい冬の出会いに寄せて

 平成23年4月20日、小学校3年生の始業式が村内小学校で過ごす最後の日となった方々が、この度20歳となられました。語り尽くせぬ想いを胸に「艱難(かんなん)汝(なんじ)を玉(たま)にす」の言のとおり、12年の時を経て立派に成長されたことを心からお慶び申し上げます。

 「ひと」こそが村の力であり、宝です。

 いきいきとした新成人の皆さまのお姿を前にして、「若い力」に期待が募るとともに、私自身もかつてに思いを馳せて、身が引き締まる思いがしました。皆さまの前途が幸多きものであるよう、心よりお念じ申し上げます。

 1月25日からの寒波で、村にも久しぶりに粉雪が降り積もりました。氷点下10度の外気温に不思議と清々しさを感じつつ、歩みとともにキュッキュッと鳴く雪に童心をくすぐられました。

 私は村の雪景色が大好きです。生活においては時に困難な面をもたらす積雪ですが、青空のもとに輝く雪景色には、そこはかとなく心惹かれる美しさがあります。

 その昔、軒下にできた大きな氷柱(ツララ)から滴る雫を飽きずに眺めていたことや、凍った道路で長靴スケートをしたこと、鼻が凍りそうな寒い朝にダイヤモンドダストを見たことなど、村の寒さと雪景色にわくわくさせられてきた想い出が呼び起こされます。皆さまにとっては、どのような雪の思い出があるでしょうか?

 新年が始まったと思ったら、もう一月も終わりです。一刻一刻の重さを味わいながら、本年も邁進していく所存です。


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