愛楽故郷味（第20回）

一人ひとりの「思い描く将来」が実現できるふるさとに

　降雪や三寒四温の繰り返しが、春が目前までやって来ていることを感じさせる3月でした。

　春は新たな巣立ちの季節でもあります。3月13日には、いいたて希望の里学園で卒業式が、18日には、 までいの里のこども園で卒園式が挙行されました。 村の希望であり宝である子ども達の輝かしい晴れやかな面持ちと確かな成長の姿に心動かされました。

　「ともに」歩むからこそ、気付き、得られるものがあります。どうぞそれぞれの学校、園での思い出を大切に、大きく羽ばたいていってください。村では、お子さんのお一人お一人が希望の進路を迷いなく選択し、その若い力をより高められるように「子育て応援支援制度」や「村内に就職をした場合に奨学金の返済を免除・補助する制度」 等を新設しています。是非、有効にご活用いただければ幸いです。

　19日には株式会社ハシドラッグ様と、村内出店に係る協定を締結させていただきました。 村民の皆さまには2025年 （令和7年）春オープン のその時を、ワクワクしながらお待ちいただければ幸いです。

　23日は図図倉庫さんで開催された「ズットフィルム」にて、温かい飲み物やポップコーンを片手に、大きなスクリーンで映画を鑑賞すると いう贅沢なひとときを楽しみました。 今はサブスクリプションでも気軽に映画が楽しめる時代ですが、大スクリーンで集中して観る映画はまた別格のものがありました。 今後も村内でこういった機会が増えることを期待しております。

　この3年あまり、新設したわくわく補助金を活用した村内外の方々が主催するイベントや、スタートアップ補助金等を活用した起業も増えてきています。 また学園生による「いいたて学」や多くの大学生による自主的な活動には、目を見張る成果が出てきて います。

　「明日が待ち遠しくなるようなワクワクする楽しいふるさと」は、それぞれの主体性をもった活動によってこそ、築き上げられていきます。誰かが造り上げる未来、ではなく、「ふるさとの担い手」たるご自身が「想い描く将来にこそ、本当の価値があり、その実現のために村は邁進してまいります。

　今年は5月から8月までに、各行政区 各集会所での住民懇談会を開催してまいります。 皆さまの忌憚のないお声を直接お聞かせいただければ幸いに存じます。