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飯舘の山

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年4月3日

堂六神山(どうろくじんやま) 飯舘村大倉 標高477m

飯舘村大倉と鹿島町上栃窪を隔てる、東流する真野川に沿って走る県道草野・大倉・鹿島線の北に聳える。
山頂には十六善神の祠が祀られている。付近には、真野ダム・立石・鍾乳洞などが所在、渓流釣り・ダムでのバス釣りなど四季を通じて訪れる人が絶えない。
急峻な石灰岩を母胎とする山で、崩れやすく登る人は少ない。

虎捕山(とらとりやま) 飯舘村佐須 標高705m

飯舘村佐須と霊山町石田を隔てる、東流する真野川に沿って走る村道の北に聳える。
南麓には、山津見神社が鎮座、以前は霊山町行合戸からの登山道もあったが現在は山津見神社の駐車場に車を置いて、山頂にある奥の院への参拝路を登るのが一般的。
山頂付近には花崗岩の巨岩が重なり、山頂付近は鉄はしごに頼りながら登ることになる。
山頂からの展望は良好 西は奥羽山脈の連山 北は霊山 東は太平洋南は阿武隈の山並みが望める、麓の山津見神社で施設の一部を休憩所として提供し、湯茶が準備されていて神社側の心遣いが伝わる ふくしま百名山に選ばれている。

虎捕山の画像

明神岳(みょうじんだけ) 飯舘村前田 標高679m

飯舘村臼石・前田・深谷を隔てる
村の中央部を東西に走る大動脈県道川俣・原町線の北に聳える。
正式な登山道(原則的に山頂に信仰の対象になる神社などがなければ登山道はない)はないが、キノコ採りに山に入る人たちがいるので道形はある。
山頂への道は、周囲の集落からそれぞれ登れるが、東方「村民の森あいの沢」付近からがベター 距離も近いしコースは緩や山全体に花崗岩の巨石が点在し、奇観を呈している。山頂からの眺望は最高

葉山(はやま) 飯舘村深谷 標高657m

明神岳の東南、あいの沢の東端、深谷や草野の耕土(田んぼや畑等)が望める
山頂付近には葉山神社(小祠)が祀られ、以前は東麓堂の入というところから参拝路が続いていて、容易に歩けたが現在は手入れが行き届いていないが道沿いに何基かの鳥居があるのでそれを頼りに登ることができる。
現在は、あいの沢のため池の堰堤付近から簡単に葉山神社まで行ける。

無垢路岐山(むくろぎやま) 飯舘村二枚橋 標高672m

飯舘村二枚橋と月舘町布川を隔てる
二枚橋集落から国道399号線を月舘町方面へ向い、分水地(村境)から北に延びる境界の土累に沿って登るのがベター
純真無垢の無垢が山名となっているが、由来はわからない。
地元の人が登る程度か 山頂からの福島方面の眺めはすばらしい二枚橋地区には500株もの水ばしょうが咲く湿地もある。

矢岳山(やだけやま) 飯舘村飯樋 標高707m

村のほぼ中央に聳える
飯樋地区の東に大きく聳え、飯樋盆地を取り巻く山嶺のひとつ。
山頂へは、飯樋大久保から関沢へ通じる村道関沢・大平線の頂上部付近から登ることになるが、整備はされていない。
南麓の小宮地区からは、コミュニティセンター脇の村道から登れる。
他の村内の山々と同じく、山中至る所に花崗岩の巨石・岩が点在する。
山菜採り(特にきのこ)に山に入る人が多いが、登山目的で登る人は少ない

大火山(おおひやま) 飯舘村飯樋 標高825m

飯樋地区の西に花塚山と連なる山、飯樋盆地を取り巻く山嶺のひとつ。
山頂へは、飯樋大火地区からと臼石地区からのルートがある。
特に臼石地区からは、以前に山頂付近に放牧・採草地を備えた「大火山牧場」が開設された(現在は廃止)ことから開設当時の牧場までの道路が残されているので車で頂上付近まで容易に行ける。
ルートは、県道原町・川俣線で臼石まで来たら臼石小学校入り口から田尻浄水場を経て、山頂付近頂上部へ。
山頂には、TVアンテナ・携帯電話アンテナがあるので管理用の道路が尾根付近を東に頂上部まで続いている。
牧場を開発した付近は現在荒れ放題・昔の山林に戻りつつある。
春や秋には山菜を求めて多くの人たちが山に入る。
山頂部の眺望は、視界を遮る木々が育ってあまり良くないが尾根道からの視界は良好、飯樋側へ下りる林道からは飯樋地区の集落のたたずまいが一望のもとに見渡せる。
村の貴重な水源地域でもある。

花塚山(はなづかやま) 飯舘村飯樋 918.5m

飯舘村飯樋と伊達郡川俣町を隔てる相馬地方の最高峰。
大火山・戦山と連なる、飯樋盆地を取り巻く山嶺のひとつ。
飯樋地区民の心の山。
古くは、霊山を開いた慈覚大師が山頂の花崗岩の巨石の上で修行したとも伝える信仰の山でもある。
山頂の巨石群を捉えて、天上の神々が地上に降り立つ際の目印「ひもろぎ」だという人も。
飯樋(上飯樋)側と川俣町飯坂地区からの登山道があり、両方とも遊歩道が整備されている。
ふくしま百名山に選ばれている。

花塚山登山マップ[PDFファイル/1.11MB]

花塚山の画像

戦山(たたかいやま) 飯舘村飯樋 863m

飯舘村飯樋と比曽・長泥とを隔てる。
大火山・花塚山に連なる、飯樋盆地を取り巻く山嶺のひとつ。
山頂に近い飯樋久保曽地区から望む北斜面には、採石業者の採石現場が目立つ。
山頂へは、この採石現場を利用しても行けるが、東方の国道399号線の長泥との峠(頂上部)から西手へ尾根沿いに石材業者の管理する道路を利用できるが普段はチェーンで閉鎖されている。
また、比曽・長泥それぞれの集落から山頂へのいわゆる山道(踏み分け道)が山頂部に祀ってある「金華山」へ通じているのでそちらも利用可。
頂上部からの眺望は良好。
東は太平洋、宮城県金華山、北は霊山、蔵王連峰西は吾妻・安達太良連山、南は阿武隈の山々が一望できる。

旗曽根山(はたそねやま) 飯舘村長泥 758m

飯舘村飯樋・小宮・長泥とを隔てる。戦山に連なる、飯樋盆地の南辺を取り巻く山嶺のひとつ。
山頂へは飯樋から国道399号線を南進、長泥へ向い、峠を長泥へ下り始めて間もなく左手から尾根沿いに踏み入ることになるが、笹藪がひどく登るのが大変というか、登る人は殆どいない。
峠付近から南は比較的低い山々が多く、大きく開けていることから星空観測には最適、知る人ぞ知る絶好地。

比曽の葉山(ひそのはやま) 飯舘村比曽 標高787m

飯舘村比曽と伊達郡川俣町小綱木地区を隔てる 
比曽集落の西にその美しい山姿を見せている。山頂には葉山神社が祀られてていて、立派な社殿がある。
山頂へは、国道114号線を経て川俣町山木屋問屋前から県道山木屋・原町線で比曽集落へ出るか、飯舘村飯樋を経て比曽集落へ。
集落の中程から西を望むとすぐわかる。 笹峠への道をたどると立派な石の鳥居が目印、頂上までは何基かの木の鳥居があるので目印になる
頂上からの見通しは 杉などに遮られてあまり良くない。
比曽集落には水ばしょうの群生地もあり、開花期(4月中から下旬)には見物に訪れるひとも多い。

疣石山(いぼいしやま) 飯舘村比曽 標高793m

飯舘村比曽と伊達郡川俣町山木屋地区を隔てる
山頂部には、霊山層特有のイボイボ状の巨石があるのでこう呼ばれている山頂へは、山木屋問屋前から県道山木屋・原町線を比曽峠まで登り、そのあたりに車を置いて牧草地を横切って林間の山道を頂上まで、比較的平坦な山道が続く。
山頂からの眺望は眼下に比曽集落のたたずまいを一望できる

小手森山(おでもりやま) 飯舘村関沢 標高576.4m

飯舘村関沢の秀麗な小山奈良時代にこのあたり(川俣・月舘を含む)に養蚕の技術を伝えたといわれる『小手姫様』にまつわる伝説が伝えられている
山頂には大正天皇即位記念の碑ほか数基、頂上に近いピークには村内ではここだけの風神の文字塔碑が残されている 麓には、藩政時代相馬城下から本村を経て奥州街道、そして江戸へと通ずる相馬西海道が通っている。
飯樋には宿場があり、陣屋と呼ばれる相馬藩の役所(出先機関)があり参勤交代のおり殿様も何度かこの道を通ったとかで地元の人には「殿様道」と呼ばれたとか

二ッ森(ふたつもり) 飯舘村草野 標高631m

飯舘村の東方に所在、草野あたりからの眺めがふたこぶに見えるところからの命名らしい。
県道原町・川俣線の北側、八木沢集落との境登るには草野赤坂の集会所のある交差点を入り、山頂をめざすことになるが以前は整備されていた山道がのこされているのでそれを辿る。または、石ポロ坂と呼ばれる小峠を越えてすぐ平坦になったところからきのこ採りのみなさんは登るらしい 距離も近い 登りも少ないとか

野手上山(のでがみやま) 飯舘村小宮 標高628.6m

飯舘村の東南部、小宮字野手神に所在、東流する新田川の本・支流が北麓南麓をとおり、東端で合流するが周辺の渓谷美は隠れた名所山頂部には養蚕の神様である野手神神社が祀られ、麻利支天・山津見・蛇類など5神の石祠が納まっている。
養蚕の神様ということから、養蚕地帯だった保原・梁川あたりの養蚕家が今でも代参で参拝する。
南麓には東北電力の水力発電用貯水ため池「野手神ダム」があり、隠れた釣り場。
表参道となる野手神ダム湖畔に建つ大鳥居から山頂までは参拝者のために登山道があったが、近年登山者が増えたことからこのルートを含めて遊歩道を整備したことから、比較的楽に登れるようになった。
毎年、地元小宮行政区と神社の氏子たちが共催で盛大に『山登りイベント』を開催し郷土芸能の披露、餅つき大会など積極的に交流活動が展開されているまた、周囲には『沢クルミ』『白ヤシオ』『カタクリ』『イワウチワ』の群落地がみられるほか、周囲の渓谷を訪れる人も多い。

野手上山登山マップ[PDFファイル/1.1MB]

野手上山の画像

大倉の葉山(おおくらのはやま) 飯舘村大倉 標高455m

真野ダムの北岸に聳える岩山
山頂の北端部には葉山の小祠が祀られている。
葉山の行事『おこもり』はここ大倉では、現在でも残っていて毎年11月第3土曜日の夜には修験道の色彩が色濃く残る民俗行事「葉山ごもり」が対岸の福善寺でおこなわれる。
葉山ごもりの翌朝、里人は「御山がけ」と称して山頂に祀られた神社に登る山頂へは、松ヶ平地区の小さな木の鳥居から登ることになるが、峻険でしかも崩れやすく狭いので注意が必要

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