仮設焼却炉内で発見硬貨 熊本へ

   小宮仮設焼却炉で処理された村内屋内片付けごみの燃えかすの中から、硬貨約691枚、約2万5千円が発見されました。この硬貨は、環境省から委託を受けた「神網環境ソリューション」(神戸市)社員井土俊輔さんらが、通常であればごみとして処分されてしまう燃えかすの中から、硬貨を一枚一枚、拾い集めたものです。  

   拾い集められた硬貨は、井土さんらが南相馬警察署に届けました。拾得物期間を終えた硬貨は、施設設置者の環境省や関係者らとの協議を得て今月、村の持ち物となりました。村では、昨年4月の熊本地震で甚大な被害を受けた熊本県益城(ましき)町に義援金として送付する予定です。

 井土さんは1995年の阪神大震災を経験。タンスの下敷きになり首などにけがを負いました。「自分が、受けた恩を誰かに返したいと思っていた。燃えかすの中から硬貨を見つけた時、震災でばらばらになってしまった村民を想うとごみとして処分することは出来なかった。復興の思いを村に伝えることができた。」と語りました。

▲発見された硬貨を前に、村への思いを話す井土さん(左)と菅野村長